
ちゃんと着付けをしたのに、歩いている内に下前が落ちてきてズルズル...。



手順通りに下前を上げて着ていても、滑りの良い生地の着物などは下前が下がってしまうことありませんか?
そんな時、確認する簡単なポイントがあるんです♪
そこで今回は、下前の裾が下がってきてしまうのを防ぐ着付けテクニックをご紹介します!特別な道具は不要なので、チェックしてみてください。
手順①裾を合わせて腰紐を結ぶ
まずは手順通り着付けをして、腰ひもまたはコーリンベルトを締めます。

手順②衿を引き合わせる
身八つ口から手を入れて、上から順に衿を引き合わせる時...


今です!
最後の衿を引き合わせた時がチェックポイント!
衿から手を離さずにいてください。

手順③引き合わせた衿から手を離さずに引き上げる
引き合わせた衿部分から手を離さずに、
右手で下前を上げて鏡を確認しながら、

衿先を少しずつ引き上げます。

ここで下前をしっかり引き上げることで、小紋やポリエステルなどの滑りやすい生地の着物でも下前が落ちてきません。


手順④手順通り着付けを仕上げる
後は安心して普段通りに着付けを行ってください。

手順⑤完成♪
裾すぼまりの完ぺきな着姿の完成です!


ビフォーアフターでも違いは歴然です。
下前が落ちるとズルズルとしただらしない着姿に。特に外出時は床に裾を擦ってしまいます。
ご紹介したチェックポイントで確認して下前を引き上げておけば、大丈夫!
ちょっとしたコツを押さえることで、美しい着姿で安心して外出できますよ♪

太田のインスタグラムで動画で説明しています。ぜひフォローしてくださいね!

監修者
着付け師太田 明美(おおた あけみ)
着付け師・着付け講師・きものスタイリスト。美装流前結び着付講師。
2010年より着付け指導をスタートし、現在は「きもの永見」での指導を担当。美しさと快適さを両立した着付け指導で定評がある。









