江戸小紋柄の鼻緒がおしゃれ!廣瀬染工場×きもの永見コラボのオリジナル草履の魅力とは?

江戸小紋柄の鼻緒がおしゃれ!廣瀬染工場×きもの永見コラボのオリジナル草履の魅力とは?

江戸小紋は、その繊細な柄と奥深い歴史で人々を魅了し続けています。

今回は、江戸小紋の老舗「廣瀬染工場」の職人技に焦点を当て、その魅力と、きもの永見とのコラボによるオリジナル鼻緒草履の粋な世界をご紹介します。

太田 明美

監修者

着付け師太田 明美(おおた あけみ)

着付け師・着付け講師・きものスタイリスト。美装流前結び着付講師。

2010年より着付け指導をスタートし、現在は「きもの永見」での指導を担当。美しさと快適さを両立した着付け指導で定評がある。

廣瀬染工場×きもの永見コラボ:限定オリジナル鼻緒草履

◎江戸小紋の鼻緒草履 廣瀬染工場×きもの永見 オリジナル 角通し 行儀柄 限定品 L寸

きもの永見と廣瀬染工場がコラボレーションした、 限定オリジナル鼻緒草履のL寸、角通しと行儀柄が登場。

江戸小紋の繊細な美しさを足元に添える、特別な一品です。

職人の手仕事による丁寧な仕立てで、履き心地にもこだわりました。

角通し柄は、その名の通り、細かい点が縦横に整然と並んだ模様で、 シンプルながらも洗練された印象を与えます。

行儀柄は、細い線が斜めに並んだ模様で、上品で落ち着いた雰囲気を演出します。

どちらの柄も、江戸小紋の代表的な柄として知られ、着物愛好家にとっては定番の柄と言えるでしょう。

この限定鼻緒草履は、 熟練の職人が一つ一つ丁寧に染め上げた江戸小紋の生地を使用しており、その美しい色合いと繊細な柄が、足元を上品に彩ります。

また、鼻緒には、足に優しい素材を使用し、 長時間履いても疲れにくいように工夫されています。

普段使いはもちろん、ちょっとしたお出かけや、 着物でのお稽古など、様々なシーンで活躍してくれるでしょう。

 限定品ですので、お早めにお求めください。

◎江戸小紋の鼻緒草履 廣瀬染工場×きもの永見 オリジナル しゃーく柄 限定品 M寸

きもの永見と廣瀬染工場が共同で制作した、 特別な江戸小紋鼻緒草履のM寸、しゃーく柄の限定品をご紹介いたします。

 伝統的な江戸小紋の技術とモダンなデザインが融合した、 他に類を見ない逸品です。

「しゃーく」とは、鮫小紋のことで、非常に細かく鮫の皮のような模様を染め出したものです。

 廣瀬雄一氏の代表作である鮫小紋をベースに、鮫とかけたしゃーく柄の遊び心あふれるデザインの草履を生み出しました。

遠目には無地に見えるほど繊細でありながら、 近づくとその精緻な美しさに目を奪われます。

この草履は、鮫小紋の柄を鼻緒に用いることで、伝統と革新の融合した柄と色味で個性を主張できるデザインに仕上がっています。

 また、M寸というサイズも、多くの方にフィットするように考慮されています。

鼻緒の素材にもこだわり、足当たりの優しいものを選んでいますので、 長時間履いていても疲れにくいのが特徴です。

遊び心のある色柄ですので、カジュアルなお出かけシーンを中心にご愛用頂けます。

数に限りがございますので、 ご希望の方はお早めにお求めください。

この機会に、江戸小紋の奥深さを足元から感じてみてはいかがでしょうか。

オリジナル鼻緒の「江戸小紋」とは?その特徴と魅力

小紋と江戸小紋の違い

小紋とは、全体に繰り返しの模様を染めた着物のことを指します。

模様は様々で、古典柄から現代的な柄まで幅広く存在します。

一方、江戸小紋は、小紋の一種でありながら、 武士の裃に使われた格式高いルーツを持ちます。

遠目には無地に見えるほど細かい模様を、 型染めという技法で染め出すのが特徴です。

江戸小紋は、その細かさ、柄の格の高さから、略礼装としても着用できる点が、普通の小紋とは異なります。

江戸小紋は、一色で染められることが多く、 柄の繊細さと色の深みが魅力です。

また、遠目には無地に見えるため、 帯や小物の合わせ方によって、 様々な表情を演出できるのも魅力の一つです。

このように、小紋と江戸小紋は、どちらも普段使いできる着物ですが、 その歴史的背景や柄の細かさ、格式の高さにおいて違いがあります。

江戸小紋は、より上品で洗練された印象を与え、着物から小物にいたるまで着用する人の個性を引き立ててくれるでしょう。

江戸小紋の柄の種類

江戸小紋の柄は、そのルーツである武士の裃に由来し、 様々な種類が存在します。

代表的な柄としては、「鮫小紋」「角通し」「行儀」の三役があります。

鮫小紋は、鮫の皮のように細かい点が並んだ柄で、 武士が着用した鎧に似ていることから、武家の間で好まれたと言われています。

 角通しは、正方形の点が縦横に整然と並んだ柄で、 シンプルながらも上品な印象を与えます。

行儀は、細かい点が斜めに並んだ柄で、 礼儀正しさを表す意味合いがあります。

これらの三役以外にも、 「万筋」「大小霰」「胡麻」など、 様々な種類の柄が存在し、それぞれに異なる意味や由来があります。

江戸小紋の柄は、その細かさゆえに、 遠目には無地に見えることがありますが、近づいて見ると、その繊細な美しさに目を奪われます。

 また、柄の種類によって、着物の格も異なり、 着用するシーンに合わせて柄を選ぶのも、江戸小紋の楽しみ方の一つです。

角通しと行儀柄の魅力

角通しと行儀は、江戸小紋の中でも特に人気のある柄です。

角通しは、正方形の点が整然と並んだシンプルな柄でありながら、その均一な美しさに目を奪われます。

 遠目には無地のように見えるため、 帯や小物の色柄を選ばず、 様々なコーディネートに合わせやすいのが魅力です。

また、角通しは、格の高い柄とされており、 略礼装としても着用することができます。

一方、行儀は、細かい点が斜めに並んだ柄で、礼儀正しさを表す意味合いがあります。

行儀柄は、角通しに比べて、 やや柔らかい印象を与えるため、 普段使いにも適しています。

また、行儀柄も、格の高い柄とされており、 略礼装としても着用することができます。

角通しと行儀は、どちらもシンプルでありながら、上品で洗練された印象を与える柄であり、 江戸小紋の魅力を存分に味わえる柄と言えるでしょう。

これらの柄は、着る人の年齢やシーンを選ばず、長く愛用できるのも魅力です。

江戸小紋・廣瀬染工場の歴史と職人技

4代目廣瀬雄一氏の想い

廣瀬染工場の4代目である廣瀬雄一氏は、 江戸小紋の伝統を守りながらも、 新しい可能性を追求し続けています。

 先代から受け継いだ技術を大切にしつつ、現代のライフスタイルに合わせたデザインや、 新しい素材の開発にも積極的に取り組んでいます。

廣瀬氏は、「江戸小紋をテキスタイルとして広く世界に認識して欲しい」 と語ります。

シンプルな柄ゆえに、 帯や小物の合わせ方によって、 様々な表情を演出できるのが江戸小紋の魅力であり、その魅力をより多くの人に伝えたいと考えています。

オリジナル草履のように草履の鼻緒に江戸小紋柄を使用することで、テキスタイルとしての江戸小紋の魅力を多くの人に再認識してもらえることでしょう。

また、廣瀬氏は、 江戸小紋の技術を後世に伝えていくことにも力を入れています。

若手の職人を育成し、伝統的な技術を継承していくとともに、 新しい技術の開発にも積極的に取り組んでいます。

 廣瀬氏の想いは、 江戸小紋の未来を明るく照らし、その魅力をさらに広げていくことでしょう。

大正7年から続く歴史と染めの技術

廣瀬染工場は、大正7年に創業し、 100年以上にわたり江戸小紋の染めを手掛けてきました。

その歴史の中で培われた技術は、 まさに職人技と呼ぶにふさわしいものです。

 江戸小紋の染めは、型紙彫り、糊置き、地染め、蒸し、水洗いなど、多くの工程を経て完成します。

それぞれの工程には、熟練の職人の技術と経験が不可欠であり、 一つ一つの作業を丁寧に行うことで、 美しい江戸小紋が生まれます。

廣瀬染工場では、 伝統的な技法を守りながらも、 常に新しい技術を取り入れ、 より高品質な江戸小紋の制作に取り組んでいます。

 例えば、近年では、環境に配慮した染料を使用したり、 新しい素材の開発にも力を入れています。

また、廣瀬染工場では、 江戸小紋の魅力をより多くの人に知ってもらうために、工場見学やワークショップなども開催しています。

これらの活動を通じて、 江戸小紋の伝統と技術を後世に伝えていくとともに、新しいファンを増やしていくことを目指しています。

江戸小紋鼻緒の草履の着用シーンとコーディネート

普段着からセミフォーマルまで幅広く着用可能

江戸小紋の鼻緒草履は、 その上品な佇まいから、普段着からセミフォーマルな装いまで、 幅広いシーンで活躍します。

 例えば、 普段のお出かけには、友人との食事会や観劇などには、小紋や紬に合わせておしゃれな着こなしを楽しむのも良いでしょう。

さらに、 入学式や卒業式、七五三などの行事のセミフォーマルなシーンでは、 色無地や付け下げに合わせて、 上品な着こなしを楽しむこともできます。

江戸小紋の鼻緒の草履は、 シンプルでありながらも上品なデザインなので、 どんな着物にも合わせやすく、 着こなしの幅を広げてくれるでしょう。

また、鼻緒の色や柄によっても、 印象を変えることができるので、 様々な種類の鼻緒を揃えて、 シーンに合わせて使い分けるのもおすすめです。

小紋から紬、色無地、付け下げなどに合わせて

江戸小紋の鼻緒草履は、 様々な種類の着物との相性が抜群です。

普段使いには、小紋や紬に合わせて、 カジュアルな着こなしを楽しむことができます。

小紋は、様々な柄があるので、 草履の鼻緒の色や柄と合わせて、 個性を演出するのもおすすめです。

紬は、素朴な風合いが魅力なので、草履もシンプルなデザインのものを選ぶと、 バランスが良くなります。

少し上品な装いには、色無地に合わせて、 落ち着いた着こなしを楽しむことができます。

色無地は、紋を入れることで、 略礼装としても着用できるので、 草履も少し格の高いものを選ぶと、 よりフォーマルな印象になります。

また、付け下げに合わせて、華やかな着こなしを楽しむこともできます。

付け下げは、 訪問着に比べて柄が控えめなので、 草履も派手すぎないものを選ぶと、 上品にまとまります。

江戸小紋の鼻緒草履は、 着物の種類やシーンに合わせて、 様々なコーディネートを楽しむことができる、 万能アイテムと言えるでしょう。

江戸小紋は着物としてお茶席にも好まれるので、江戸小紋柄の鼻緒の草履をお茶席やお稽古で着用してもお話に花が咲くかもしれません。

まとめ:江戸小紋鼻緒の草履で粋な和装を楽しもう

江戸小紋の鼻緒草履は、 日本の伝統美と職人技が息づく、 粋な和装を楽しむための必須アイテムです。

 普段着からセミフォーマルまで、幅広いシーンで着用できる汎用性の高さに加え、 小紋、紬、色無地、付け下げなど、 様々な着物とのコーディネートを楽しめるのも魅力です。

廣瀬染工場のような伝統ある染元が手掛ける江戸小紋の鼻緒は、 その繊細な柄と上品な色合いで、 足元を美しく彩り、 着物姿全体をより一層引き立ててくれます。

また、鼻緒の素材やデザインにこだわることで、 履き心地の良さも追求できます。

自分だけの特別な一足を見つけて、 粋な和装を楽しんでみてはいかがでしょうか。

江戸小紋の鼻緒草履は、 着物愛好家はもちろん、 これから着物を始めたいという方にもおすすめです。

ぜひ、この機会に、 江戸小紋の奥深い世界に触れてみてください。

そして、 足元からおしゃれを楽しんで、 より豊かな着物ライフを送ってください。

きもの永見

記事制作

きもの永見コンテンツ制作チーム

天保3年(1832年)創業、老舗呉服店「きもの永見」。190年を超える歴史の中で培った着物への深い知識と、現代の感性を融合させた情報発信を行っています。
現代のライフスタイルに合わせた楽しみ方を提案。「着てみたい」「知りたい」という気持ちに寄り添い、着物の世界への入口となる記事をお届けします。

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