「誉田屋源兵衛の紙布半幅帯」は、ほかの人とは一味ちがったワンランク上の装いを目指す方におすすめしたいアイテムです。 紙布の半幅帯は、和紙と絹の素材を活かした独特の風合いが魅力。この記事では、紙布半幅帯の魅力やおすすめの選び方、コーディネート方法について詳しく解説します。夏の浴衣や普段使いからおしゃれを楽しみたいお出かけまで、あなたの着物姿をより一層引き立てる半幅帯を見つけましょう。 監修者 着付け師太田 明美(おおた あけみ) 着付け師・着付け講師・きものスタイリスト。美装流前結び着付講師。2010年より着付け指導をスタートし、現在は「きもの永見」での指導を担当。美しさと快適さを両立した着付け指導で定評がある。 監修者Instagram 監修者YouTube 着付教室ホームページ 「誉田屋源兵衛の紙布半幅帯」の魅力とは? 誉田屋源兵衛は、創業から280余年を迎える京都の老舗の帯メーカーです。創業は江戸時代に遡り、意匠、素材、コンセプトにこだわり、独特の個性を持つ工芸帯を数多く創作して来ました。 その中でも、紙布(しふ)を使用した半幅帯は、独特の風合いとデザインで人気を集めています。紙布とは、細く裁断した和紙を撚り、糸状にして織り上げた布のことです。軽く、通気性に優れ、独特のシャリ感があるのが特徴です。 誉田屋源兵衛の紙布半幅帯は、伝統的な技術と現代的なセンスが融合した、他に類を見ない逸品と言えるでしょう。その魅力は、単に美しいだけでなく、機能性や使いやすさにも優れている点にあります。普段使いから、ちょっとしたお出かけまで、様々なシーンで活躍してくれるでしょう。今回は、そんな誉田屋源兵衛の紙布半幅帯の魅力に迫ります。 着付け師 太田 明美(おおた あけみ) 職人の技を継承しつつも現代の感覚にあった誉田屋源兵衛のおしゃれな帯、浴衣は、多くの着物ファンを魅了しています。 和紙と絹が生み出す独特の風合い 誉田屋源兵衛の紙布半幅帯の最大の魅力は、やはりその独特の風合いでしょう。 和紙を素材とする紙布は、絹100%の帯とは異なる独特の質感を持っています。軽く、シャリ感があり、通気性にも優れているため、夏場でも快適に着用することができます。 また、和紙ならではの素朴で自然な風合いは、着物姿に深みと奥行きを与えてくれます。和紙と絹、それぞれの素材の良さを最大限に引き出した、生地自体に表情のある誉田屋源兵衛ならではの味わい深い半幅帯です。 リバーシブルで楽しめるデザイン 誉田屋源兵衛の紙布半幅帯は、リバーシブルで使えるデザインになっています。 表に出す面を変えることで、一本の帯で二通りのコーディネートが可能になり、着こなしの幅が広がります。例えば、浴衣の色合いに合わせて、またはその日の気分やシーンに合わせて使い分けることができます。 また、着物とのコーディネートにおいても、リバーシブルのデザインは非常に便利です。着物の色柄に合わせて、帯の面を変えることで、全体のバランスを調整することができます。リバーシブルのデザインは、単にデザインが異なるだけでなく、素材感や風合いが異なる場合もあります。そのため、一本の帯で、様々な表情を楽しむことができるのが魅力です。 締めやすさと快適な着心地 紙布半幅帯は、見た目の美しさだけでなく、締めやすさと快適な着心地も魅力です。 和紙を素材としているため、非常に軽く、締め付け感が少ないのが特徴です。また、適度なハリとコシがあるため、結びやすく、形が崩れにくいのも嬉しいポイントです。 特に、夏場は、汗をかきやすい時期ですが、紙布の通気性の良さによって、蒸れにくく、快適に過ごすことができます。さらに、紙布は、使い込むほどに柔らかくなり、風合いが増していきます。そのため、長く愛用することで、より自分に馴染んだ帯へと育っていく過程を楽しむことができます。締めやすさと快適な着心地は、着物初心者の方にもおすすめです。難しい着付けの技術がなくても、簡単に結ぶことができ、長時間着用していても疲れにくいのが魅力です。...
続きを読む
記事制作:
きもの永見 制作チーム
この記事を読む